海外で学びながら働くワーキングホリデー。旅行でも留学でもなく「働く」ことを目的とし、海外生活を一番体験できる制度です。
しかし、海外で働きたいと思ってみたもののどんな仕事ができるでしょうか?今回はワーキングホリデーで働きやすい仕事をご紹介します。
1.
飲食店のホールスタッフ

ホールスタッフは、ワーホリの仕事先として人気があります。一概にホールスタッフと言っても、日本食レストランやファストフード、地元のカフェなど様々です。中でも、日本食レストランは日本語のメニューなので聞き間違えの心配がなく、安心して働けるメリットがあります。
飲食店では、スタッフやお客さんと交流する機会が多く、ネイティブに近い会話の仕方を身に付けることができるのも特徴的です。
語学の勉強は、情報を詰め込み完成するものではありません。実際に言語を使ってこそ、自分のものになります。現地の人がどんな雰囲気で、どんな言葉を使うのか、参考書とは違うネイティブの会話を、自分の目と耳で観察することができます。
また、海外ならではの「チップ」を貰うことができます。通常、旅行で海外に行く場合、チップを「あげる」側になりますが、ワーホリではチップを「もらう」側になります。異文化体験は、ワーホリならではの経験であり楽しみです。
ただし、チップ文化のある/なしは国によって異なりますので、渡航前に確認しておきましょう。
2.
バリスタ
今や世界中で人気のあるコーヒー。世界展開する大手コーヒーチェーンから日本未上陸のコーヒーショップまで様々です。
日本でバリスタとして働いた経験がある方は面接で有利です。というのも、海外ではポテンシャル以上に即戦力が求められます。そのため、日本と海外は別と区別するのではなく、日本で経験したことを海外で活かすことができます。
バリスタは、語学力だけでなくコーヒーに関する知識やスキルも学ぶことができます。日本と海外でのお店の雰囲気の違い、好まれるコーヒーの違いなど、現地ならではの発見もやりがいの1つです
3.
小売店の販売員

接客業のため、自身の語学力を活かして会話をしたいという方におススメです。
海外にはUNIQLOやニトリ、無印良品などの日系企業が多く進出しています。日本人だから必ずしも採用されるという訳ではありませんが、日本語+外国語が話せるということが強みになります。
4.
工場や農場の作業者
一概に工場や農場と言っても食材加工工場、木材工場、珍しいものではお寿司のガリづくりの工場など様々な業種があります。
これらの仕事は、重労働の可能性が高いため体力に自信のある方に適していると言えます。実際に、求人項目に「体力がある人」と書かれているケースがあります。
農場で働く場合、給料をもらわない代わりに家と食事を用意してもらうファームステイもあります。前述のようにファームステイの場合、給料をもらわないため賃金をもらいたい方は募集要項を確認することが必須です。ただし、農場の求人の大半はファームステイです。
5.
ホテルのフロントデスク

様々な国からの渡航者と話す機会があるホテルのフロントデスクは、ワーホリビザで仕事することが可能です。
仕事内容は、対面での外国語でのやり取り、電話対応、予約の管理など語学力やコミュニケーション能力が求められます。そのため、外国語でのやり取りに自信がある方におすすめです。日本でのホテルのフロントデスクの経験があると、面接に有利なだけでなく採用後に仕事のイメージがつきやすいです。
同じホテル職だと、ハウスキーピングも挙げられます。ハウスキーピングは、チップをもらえる可能性があります。宿泊者と会話する機会は少ないため、語学の基礎を勉強中という方におすすめです。
6.
専門職
プログラマーや美容師などの専門職は、日本のみならず海外で通用します。専門職の最大のメリットは、海外で生活しながら自分のスキルを上げられることです。
また自分の実力が、世界でどこまで通じるのか実感できるのもワーホリならではの経験です。プログラマーはパソコン1つ、美容師ならばハサミ1つで世界を巡れるというのは、かなりの強みと言えるでしょう。
まとめ
日本人が「外国人」として働く際のおすすめポイントを以下にまとめました。
- 経験したことのある業種
- 自分の語学力で働けそうな業種
- 日系企業
ワーキングホリデーを意義のあるものとするのなら「楽なこと」ばかりではないと思います。
一本の木に例えると、風が吹き、雨が降り、日が照ることで実ができるように、どんな壁もハプニングも乗り越え、実になる経験になることを願っています。