ワーキングホリデー(以下ワーホリ)は「海外で働く」という印象が強いと思います。しかし、ワーホリは必ず働かなくてはいけないと言うわけではありません。
ワーホリの目的や定義についてはこちらでご紹介しております。

今回はあまり知られていない、現地で働かないという選択肢をとった時に考慮したいことを3つご紹介します。

1.
納税

現地で職についている場合は、お仕事先の経営者の方が申請してくれることがほとんどかと思います。

今回の話のメイン、現地で働かない選択をした方の場合はどうでしょう?まず、フリーランスとして働く場合と全く働かない場合の2パターンあります。それぞれ見ていきましょう!

フリーランスの方は滞在国に所得税を納める必要が発生するケースがあります。
所得税とは、一年間で得た収入に対してかかる税金です。所得税の有無は、滞在国次第なので渡航前に確認しておきましょう。
現地でもフリーランスとしても働かない方は、所得税の心配はありません。

次に住民税についても考慮しておきましょう。

住民税とは、道府県民税と市町村民税の2つをあわせた税金です。主に行政サービスのための資金となります。
住民税は1月1日の時点の所在によって支払いが発生します。出国前に、渡航先だけでなく日本の納税についても確認しておくと安心です。

2.
生活費

次に、渡航後の生活についてです。

一つ目のポイントは、一年間の生活費が足りるかという点です。
これに関しては、滞在国や人によって用意する資金は変動するため、一概には言えませんが、渡航前に生活費の計算をしておくと現地で慌てることはないでしょう。

3.
目的

最後は、旅の目的についてです。

何のために海外で生活するのか、現地で何をするのか明確にすることが大切です。
旅行の延長で、滞在期間を長くするためと言うのなら、それはそれでありかもしれません。一律に、現地で働くだけが国際交流ではありませんが、ワーホリならではの楽しみもあります。

具体的に、旅の目的を決める際に考慮したい点は、いつ現地の人と交流するかということです。旅の楽しみの1つである、人との交流は待っているだけでは、なかなか良い機会に巡り合えません。

スクールに通う方や現地で働く方は、学校や仕事先が1つの出会いの場です。一方で、スクールに通う予定や現地で働く予定のない方は、自ら交流の場に飛び込むことが重要になります。

イベントや講座あるいは市内のバーなど、探してみるとスクールやアルバイト先に限らず、出会いの場はたくさんあります。

また、初対面や人の輪の中に入るのは苦手という方もいらっしゃるかもしれません。確かに、慣れない土地で交友関係を築くのは容易とは言い難いですね。社交的で初対面が得意な方が、少なからずいるだけかもしれません。

しかし、国際交流アプリを活用すれば、渡航する以前に海外の人と友好関係を築くことができます。
渡航前に現地に住んでいる人と知り合うことで、いきなり人の輪に入る必要はなくなります。また、現地の情報も、実際に住んでいる人から話を聞けるというメリットもあります。

まとめ

働くことが必須ではないワーホリビザですが、単に長期滞在が可能なビザというわけでもありません。ワーホリだから出来ること、ワーホリだから発生する問題など色々とあるかと思います。渡航前の情報収集や計画や目標を明確にすることが大切です。