留学中はお金が減っていく一方。そんな時に、留学しながらアルバイトができたら一石二鳥でしょう。しかし、生活を送るのは法律も常識も異なる外国です。留学生のアルバイトに関しても、制約があるのでしょうか?
結論:国によっては可能
留学中のアルバイトは、難しいと言われています。しかし、完全に不可能というわけではありません。留学生でもアルバイトが可能な国もあります。
アルバイトが可能な国を探すには、2つのポイントがあります。それは滞在国とビザです。滞在国の法律や条件がアルバイト可能であるということ、そして滞在中のビザがアルバイト可能なものであるか確認する必要があります。
例えば、留学先として人気の高いアメリカでは、留学生のアルバイトが原則禁止です。「原則」ということは、例外があります。その例外とは、大学生・大学院生は週20時間以内の大学のキャンパス内でのアルバイトが可能というものです。一方で、学外でのアルバイトは不法就労となる可能性が高く注意が必要です。
このように、国によってそれぞれ条件が設けられています。アルバイトが可能な国でも、条件に合わないと就労することができず、違法となる可能性があります。
注意しておきたいこと
国の法律やビザの条件を確認することが、アルバイトが可能な国を探すポイントでした。今度は、留学生がアルバイトを考えるうえで注意したいポイントを見ていきたいと思います。

短期留学(1ヶ月)ではないこと
短期留学の場合、期間の短さゆえ就労することが難しい場合もあります。雇い主としても、外国人で数週間後に帰国してしまうのは気がかりでしょう。また、短期留学中にアルバイト先を見つけるのは難しいです。そのため、短期留学に決めた場合、学業に専念し留学する目的に集中するのがよいでしょう。
観光ビザではないこと
日本を含め多くの国では、観光ビザで就労することが禁じられています。例えば、先ほどの短期留学の場合、学生ビザではなく観光ビザで入国することが多いため、就労するのは違法となります。期間の短さだけでなく、ビザの事情で不可能となるため注意が必要です。
留学生が就労するには、通常、留学生の労働許可書や留学ビザが必要となります。ちなみに、日本で留学生がアルバイトをするには「資格外活動許可」の申請を経て可能となります。
仕事で必要な語学力
仕事では一定の語学力が必要となります。仕事内容によって必要な語学力は異なりますが、接客業だけでなく職場内の人と意思疎通をするためにも必要となります。自分の語学力がどのレベルなのか、仕事をするうえで必要な語学力はどのくらいなのか把握するのも大切です。
バイト可能な国一覧
- アメリカ合衆国
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- イギリス
- ドイツ
- フランス
- スペイン
- イタリア
- オランダ
- アイルランド
- マルタ
- 韓国
- 台湾
- 香港
など
前述したように、それぞれの国によって法律は異なります。労働時間の制限、留学期間、就労許可書、言語の資格が必要な場合もあります。就労する条件も変動する可能性もあります。具体的な条件は各国の公式情報や現地の労働局にてご確認ください。