1.
日常生活での語学学習

留学先での語学勉強は「異国」という環境のみを頼りにしてはいけません。渡航すれば、語学力が付くのではなく、渡航先でも努力を続けることで語学力が身に付きます。

「努力」と聞くと、気が張るかもしれませんが、堅苦しいものではありません。渡航先での努力とは、異国ならではの環境を活かし日常生活を過ごすことです。

テレビ番組や店員さんとの会話、カフェのメニュー、広告の文字、通りすがった人の会話、どれも日本とは異なる言語と環境です。海外の環境には、日本では得ることができないものがたくさんあります。

時間を有効に使い、楽しみながら異国での生活を通じて語学学習をすることがポイントです。また、直接的な語学学習の効果だけでなく、勉強を続けるモチベーションの維持にもつながります。

積極的にコミュニケーションを取ることは、会話力を鍛えるのに役立ちます。街を散策し様々なものに目を向けてみると、新たな発見やアイディアが思いつくかもしれません。
異国ならではの環境を最大限に楽しみましょう。

2.
授業の
予習と復習を欠かさない

留学先の語学学校や大学の授業では、授業内容を聞き取り理解するのが大変かもしれません。初めて受ける外国語での授業は、慣れるまでに時間がかかります。また、講師の話すスピードが速いと感じたり、発音が聞き取りにくいと感じることもあり、授業内容を理解することに苦労します。

そのため、授業の予習と復習は欠かせません。
予習は、教科書の内容を授業より先に理解しておくことで、講師の話に集中することができ、授業内容の理解度が上がります。
復習は、新たに学んだことを記憶に定着させるために必要な習慣です。

また留学先では、母国語ではないという最初の時点でハンデがあります。そのハンデを乗り越え語学力を身に着けることが、語学学習の目標でもあり留学をする意味でもあります。
学校の授業に積極的に参加し、予習と復習を繰り返すことで、有意義な留学経験になります。

3.
ボキャブラリーを増やす

留学先で語学を習得するには、ボキャブラリーを増やすことは必要不可欠です。テスト目的の単語帳を片手に勉強する時と、実際に現地で生活するために必要な単語は異なります。

留学中に必要なボキャブラリーを増やすことが、実用的な語学力を習得するのに最短の方法です。自分が伝えたいこと、興味がある分野の専門用語、会話中に言いたくても分からなかった単語など、現地で生活する中で自分に必要だと感じた単語をリストアップすると良いでしょう。

4.
ノートを取る習慣を
身につける

留学先の授業では、膨大な情報を吸収し処理する必要があります。全て外国語という点だけでなく、専門知識を理解する必要があり、日本の学校の授業と比べ、勉強に費やす時間は必然的に長くなります。

ノートを取ることは、情報を整理するのに役立ちます。パソコンでも紙でも、使い慣れている方法で、情報をまとめると復習がしやすくなります。
また、授業内容だけでなく、自分で調べたことや気づいたことをノートに記録するのも有効的です。留学中に得た情報やアイディアを記録することで、帰国後、最大限に留学経験を活かす役に立ちます。

5.
タイムマネジメントを
意識した生活

留学中は時間の使い方が特に重要です。
講義の課題や予習復習、新たな友人との交流、海外での生活は時間があっという間に過ぎてしまうほど、やることが沢山あります。「留学」という有限な時間を活用するためには、タイムマネジメントを意識することが重要です。

タイムマネジメントは、ビジネスで注目されるものですが、日常生活や留学中においても有効的です。やるべきことを明確にし、スケジュールに組み込み、時間通りに行動することで、充実した1日を過ごすことができます。

勉強時間の確保、すきま時間の活かし方、それらは日本で過ごす日常でも同様です。海外で突然、時間を有効活用する生活スタイルになるのではなく、日頃からタイムマネジメントを意識した生活を心掛けると良いでしょう。

まとめ

留学をすると、魔法のように語学力が向上するわけではありません。そのように見えるのは、留学中の努力があってこそです。
留学先での語学勉強は、大変かもしれませんが苦しいことだけではありません。ふと外を見れば「勉強」という型にはまらず、学べる機会がたくさんあります。