島の景色や生活に、猫たちが欠かせない存在になっている島。
通称「猫島」と呼ばれ、世界各国から猫好きが訪れる観光地となっています。また、日本は猫島が多く存在している国として知られています。猫島には、猫たちと人間が共存している独自の文化があり、島では猫たちが健康に暮らすための取り組みが行われております。
そんな独自の文化を持つ猫島。今回は、世界の猫島はどんなところなのか見ていきたいと思います。
1.
佐柳島(日本)

日本には、北から南まで猫島が多く点在しています。そのうちの一つが佐柳島です。
佐柳島は、四国地方香川県に位置する島です。佐柳島は、猫たちが多く生息することで有名な観光スポットとして知られており「猫島」として親しまれています。
佐柳島は、人口約80人ほどの小さな島ですが、なんと人口よりも多い猫が住む島です!佐柳島の猫の多くは、野良猫で地域の方によって大切にされています。そのため、人に対する警戒心は薄く、自然な姿を観察することができます。
島の方々は、猫たちを大切にしており、人間と猫たちが共生する生活を送っています。実際に、島の至る所には、猫たちのための小屋や給餌場が設置されており、島の独自の文化があることが見て取れます。
2.
シロス島(ギリシャ)

猫が一般的に愛される動物であり「猫の国」として知られるギリシャ。ギリシャ全土で猫を見かけることができ、島だけでなく全国的に猫と共に暮らしている国と言えるでしょう。
シロス島は、エーゲ海に浮かぶ島で温暖な気候と海風が吹く猫島です。島には約60匹の猫たちが、地元の人たちの環境整備の下、安心してのんびりと暮らしています。

シロス島は、小さな港町エルムポリを中心に広がっています。エルムポリは、新古典主義の建築が融合したシロス島の首都です。ギリシャらしい白亜の住宅や活気ある街の中で、島の猫たちは古代ギリシャ時代から島民たちに愛され、大切にされてきました。
3.
シチリア島(イタリア)

イタリアの南に位置する地中海最大の島、シチリア島。レモンやワインなど豊富な食材、そしてイタリア本土とは少し異なるシチリア料理で有名です。
世界でも有数の美しい島の一つとも言われるシチリア島には、実は野良猫がたくさん生息しております。島の街や港には、猫たちがのんびりと過ごしており、猫が自然と映り込むのは島の景色の1つでもあります。島の人々は、猫たちに餌を与えたり、猫たちを守るための施設を整備したりして、猫たちとの共生を大切にしています。

また、シチリア島には町中に猫がいるだけでなく、なんと猫カフェもあります!「Nero Miciok 」というお店で、美味しいケーキを食べながら可愛くてフレンドリーな猫たちとの触れ合いを楽しめます。
4.
ジュンダ島(トルコ)

トルコのエーゲ海に浮かぶジュンダ島は、美しい海に世界各国から観光客が訪れるリゾート地であり、また「トルコの猫島」としても有名な場所です。
街中に猫たちが自然に歩いており、地元の人と共に暮らしているだけでなく、街角には猫をモチーフにしたアートがあり猫愛に溢れた島です。鮮やかな色彩と異国情緒ある石畳の街で、猫たちがのんびりと過ごしている写真は、飾りたてて撮る必要のないフォトジェニックな1枚になるでしょう。

ジュンダ島の猫たちは、島の住民たちや観光客たちにとって、特別な存在です。島を訪れる人々にとっても、猫たちと触れ合うことができる貴重な時間を過ごすことができます。
5.
ラナイ島(ハワイ)

ハワイの本島から離れた島、ラナイ島。ここには「Lanai Cat Sanctuary(ラナイ・キャット・サンクチュアリ)」という猫の保護区があります。
保護区と聞くと、施設のような狭い印象があるかもしれませんが、ここでは猫たちが木登りをしたり、遊具で遊んだりと自由に過ごしています。
「Lanai Cat Sanctuary」は、猫が最高の人生(ニャン生)を送れるように心掛け運営されています。また入場料は無料で、世界中からの支援を基に運営されています。
ハワイに来たら、少し足をのばして、美しいビーチや自然と猫たちが自由に生息しているラナイ島に行ってみるのはいかがでしょうか。