中学校、高校、あるいは小学校と、多くの人が6年以上学んだことのある「英語」。
ですが、英語に自信がない、どちらかと言うと苦手という人は多いのではないでしょうか?

海外に興味はあっても「英語に自信がないから」と行くことを躊躇ってしまう。食や土地の好き嫌い、肌に合う合わないはあるにしろ、行ってみなければ分からないことです。

では、渡航するのを躊躇ってしまう最大の理由「英語力」の壁を越えて海外に行くにはどうしたらよいでしょう?
今回は「どのくらいの英語力を身に付けていれば安心して海外に行けるのか」明らかにしていきます。

会話文は中学生レベルで十分

書店には「英語は中学生レベルで十分」といった内容の本が多数販売されています。確かに会話文は短文なので、中学生レベルの基礎的な英文法で十分だと考えられます。

日本語での会話も英語と同様に短文ですよね。若者の会話を例に挙げて見てみましょう。

  • 「昨日パンケーキ食べに行ったんだ。」
  • 「あ、それインスタで見たよ。あのお店、私も気になってたんだよね。」
  • 「今度一緒に行こうよ!」
  • 「いいね!」

次に英語で同じ文章を見てみましょう。

  • 「I went to eat pancakes yesterday.」
  • 「Ah, I saw it on instagram. I’m wondering about that shop too.」
  • 「Let’s go together next time!」
  • 「That’s great!」

といった感じで、複雑な文法は必要ないことが見て取れたかと思います。

しかし、ここで挙げた「インスタで見た」という日常会話は教科書ではあまり載っていませんよね。(もしかすると近年の教科書には載っているのかもしれませんが)

英語にすると「I saw it on instagram.」と過去形と前置詞を用いる中学生レベルの文法です。

つまり、日常会話は書籍のタイトル通りの中学レベルで十分話せるということが分かります。ただ、実際に英語で会話をするには、文法を一工夫して使いこなす必要があります。

トラベル用の英単語

空港やホテルなど場面ごとの単語があるため、旅の目的に合わせた単語を覚えることがおススメです。

あれもこれも英語で言えなきゃと思い、いきなり難解な単語集を買うと99%挫折します。大事なのは完璧に話せるということではなく、必要なことを英語で話せるということです。目的の最短距離を目指すために、不要なことは大幅にカットしましょう。

個人旅行ならば、トラベル用の単語帳を一冊用意するのも良いと思います。一つ欲を言えば、例文が載っているものがおススメです。試験勉強のように単語を丸暗記するのではなく、実際の場面を想像しながら例文を読むと実践に結び付きやすいです。

旅行者の相棒
「スマホ」を使う

もし「意味の分からない単語」や「伝えたいけど言い方が分からない」という場面に遭遇した場合は、デジタルの恩恵を受けましょう。すなわち、翻訳アプリです!!

翻訳アプリは、この数十年でかなり高性能になりました。スマホさえあれば世界中どこへでも行けると言っても、過言ではないくらいです。(もちろん、ネットがつながる環境でなければなりませんが)

注意する点は、スマホの故障や電池切れです。最悪のケースを想定して、自分で英語を話せると安心です。

今すぐ海外に渡航したいけれど、
英語は話せないという方へ

英語が全く話せなくても海外に渡航することは可能です。

ただ、日本とは違う環境で文字通り「異国」ということは念頭に置いた方がいいでしょう。不可能ではないというだけで、苦労しないというわけではありません。

ですが、不安なことばかりではありません。喜ばしいことに、昔と比べて英語力ゼロで海外渡航をする難易度は緩和したと言えるでしょう。

その一番の理由は、上記でご紹介した「スマホおよび翻訳アプリ」の登場です。翻訳アプリを通せば、知らない言語でのコミュニケーションができます。

ただし、スマホを命綱にするのはリスクがあります。

そのため、簡単な会話文が紹介されている本や必要だと思う文章をまとめたノートを持っていくと心強いでしょう。また、英語が話せる友人と一緒に旅行するのも安心です。

結論

さて「英語力」をどのくらい身に付けていれば安心して海外に行けるのか?という問いに対する回答です。

  • 文法は中学生レベルで十分
  • 旅行の目的に合わせた単語を覚えておくと安心
  • いざと言うときは、スマホの翻訳アプリを使う

中学レベルの文法と旅行の目的に合わせた単語を知っていると、安心して海外渡航できると言えるでしょう。現代はスマホがあるので、笑い話ではなく英語力ゼロでも海外への渡航は不可能ではないと言えるでしょう。

現代では、6年間の英語を勉強した時間もスマホもあります。あと必要なのは海外へ行く勇気だけです。