多くの人にとって、初めての外国語は「英語」です。英語は、世界を渡るための言語として最も有効な言語ですが、日本人が習得しやすい言語ではないと言われています。
今回は、母国語が日本語の方が習得しやすい言語を2つご紹介したいと思います。

1.
韓国語

韓国語の文字「ハングル」は、独特な形をしています。そのため、知識がないと発音も意味も分からない言語です。しかし、異なることばかりではありません。嬉しいことに、文法に関しては日本語と韓国語は多くの共通点があります。

まず、日本語と韓国語は語順が似ています。
両言語とも、主語-述語-目的語の順です。そのため、韓国語の文法に慣れるとすらすらと意味を理解することができます。また、助詞や格助詞(~が、~を、~の等)の使い方も両言語とも似ています。

他にも、習得しやすい理由として、地理的に近いことや近年の韓流ブームの影響があります。特に、韓流ブームの影響により韓国語を学ぶ人が増え、それにともない韓国語の教材やスクールが充実しています。

このように、日本語と似ている部分や言語学習の環境が整っており、韓国語は習得しやすい言語として言えます。必要なのはモチベーションだけです!

2.
スペイン語

英語と比べ、習得しやすい言語として名前が挙がるスペイン語。
日本語とスペイン語は、発音が似ています。どちらも母音が多く、ハッキリとした音が特徴的な言語です。

また、歴史的背景により、スペイン語の約400単語は、日本でもそのまま使用されています。カステラやキャラメルなど、食べ物の名前だけでなく、ボタン(スペイン語でボトン)やシャボン玉(ハボン)、タバコ、カルタなど、身近な物がスペイン語由来の場合があります。