ビザの有無だけでなく、渡航する目的も時間も通常の海外旅行とは大きく異なる留学とワーホリ。
しかし、留学やワーホリをしたものの良い思い出止まりとなってしまうこともあります。折角の経験が活かされず、生半可な状態では少しもったいないですよね。
今回は留学やワーホリの限りある時間を最大限に活かすためのポイントを5つご紹介します。
1.
旅の目的を明らかにする

「とりあえず行ってみよう」とチャレンジするのは素晴らしいです。しかし、ジャンプしたものの着地点がないと困りものです。
赤い帽子のキャラも、着地点を決めて跳ばないとゲームオーバーになってしまいますよね。それと同じです。
ということで、跳んだら(または跳ぶ前に)着地点を決めましょう!
今回の着地点は、すなわち「留学・ワーホリをする目的」ということです。
理由はありきたりなものでも、個人的な趣味でも構いません。ただし、目的を問われたらいつでも真っすぐに答えられる理由にしましょう。
大事なのは、自分が決めたということです。誰かの想いや考えを引用していると、旅の途中で立ち止まった時、自分を見失ってしまい戻れなくなる可能性があります。
2.
渡航後のプランを考える

さて、着地点は決まりました。
次に考えることはゴールまでの道のりについてです。 道のりとは、すなわち計画です。最初にゴールを決め、次にそこまでの道を決めましょう。
と言うものの、旅の最初から最後までを決めるわけではありません。渡航する期間にもよりますが、少なくとも数か月分の計画を決めておくと良いでしょう。
ワーホリを想定した具体例を挙げてみます。
- 初めの一か月は語学学校へ行く
- 初級コース
- アルバイトでコミュニケーションが取れるぐらいの英語力を身に付ける
- 語学学校に通いながらアルバイト先を探す
- 地元のお店を巡る
- 希望は飲食店
- 語学学校先の人に求人をしている人はいないか聞いてみる
このように、明確ではないものの現地に着いたらどう行動するか、あらかじめ計画しておくとよいでしょう。より具体的な内容だと、渡航前に生活のイメージがしやすくなります。
ただ、事前に計画をしたものの、すべて計画通りに進行するとは限りません。良いことも悪いことも、全て想定通りに起きません。
もし渡航前に時間があれば、もしもの場合を想定し複数のプランを考えておくのもおすすめです。
3.
人との出会いを大切にする

留学やワーホリでは、人との出会いがたくさんあります。
現地出身の人や自分と同じように他国から学びに来ている人。様々な環境で育ち、思想を持った人と出会える最高の機会です。
人と交流することは、自分の成長につながり、想定外の新たな道が開ける可能性があります。また、海外では友人の紹介により就職先が決まることもあります。
4.
発見したこと、感じたこと、
考えたことを記録する
誰かのためではなく、自分の思考をまとめるための記録をつけてみましょう。
SNSに投稿した写真を見返して「あれが美味しかった」「この写真は良く撮れている」と言うのとは少し異なります。あくまで「記録」なので、思い出の「アルバム」ではありません。
では、具体的に何を記録すればいいのでしょうか?
そもそも、この記録の目的は後々見返した際に、旅をしていた自分の時間に入るものです。具体的には、帰国後の就活やアイディアを発案する際に役立ちます。そのため、記録するものは留学やワーホリ中の発見や思考です。
書き方は、箇条書きでもマインドマップ式でも、自分の書きやすい方法にしましょう。
注意事項は、時間をかけ過ぎないことです。留学やワーホリ中に書くものなので、何時間もかけて芸術作品のように綺麗に書く必要はありません。もし、少しでも見やすく綺麗に書きたいと思ったら、余白を意識して書くのがおすすめです。
時間をかけ過ぎず書くという点では、紙のメモ帳や小さめのノートが書きやすいと思います。紙がかさばる場合は、パソコンやスマホのメモ帳やノート機能を使うのもいいですね。
5.
帰国後のことを考える

人生の大きな分岐点が渡航中にあるとは限りません。
「留学中に素敵な方と出会い、そのまま国際結婚!」「友達の紹介で就職先が決まり、海外で働くことに!」など筋書き通りの物語が必ず起こるとは言えません。
夢想することは楽しいですが、現実も楽しみましょう。そのために、帰国したら何をするのか明確することが大切です。
それが、ある意味旅の最終着地点です。
まとめ
以前、日本人は最悪のケースを想定しないことが多いという話を耳にしたことがあります。そのため、困難が立ち塞がった時に困惑してしまうそうです。
今回は、ワクワクしながらスーツケースに荷物を詰め込むのような話ではなかったと思います。どちらかと言うと現実的で「思考し計画せよー!」と言うような内容だったと思います(苦笑)。
ただ、それは夢を現実にしてほしいからです。ただの「海外旅行」でも「今を消費する体験」でもなく、留学やワーホリだからこそのチャンスを手にしてほしいと思っています。
それでは、ボンボヤージュ!