英語圏と非英語圏のどちらが自分にとって最適な留学先なのか、悩ましい問題ですよね。今回は、英語圏と非英語圏の留学先のそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。自分に合った留学先を見つけるためのヒントになれば幸いです。

英語圏の国一覧

イギリス,アイルランド,マルタ,アメリカ合衆国,カナダ,フィリピン,シンガポール,香港,インド,パキスタン,イスラエル,ブルネイ,グアム,オーストラリア,ニュージーランド,フィジー,キリバス,サモア,ツバル,トンガ,ナウル,バヌアツ,パプアニューギニア など

英語圏への留学のメリット3つ

1.
新たに言語を学ぶ必要がない

英語は世界中で最も広く使われる言語であり、多くの人にとって初めての外国語です。そのため、英語は「全く知らない言語ではない」と言えます。

英語圏への留学は、新たに言語を一から学ぶ必要がないというメリットがあります。そのため、非英語圏と比較して語学に対するプレッシャーや不安が少なくて済むでしょう。

また、最近英語を学び始めた方や久しぶりに英語を学習したい方にとっても、数多くの教材がある英語なら勉強を始めやすいです。一通り英文法を学び、今度は実際に英語を使いスキルを磨きたいという方にとっても英語圏への留学は効果的です。

2.
勉強と日常の言語が一致

英語圏への留学は、勉強する言語と日常の言語が一致しているという大きなメリットがあります。

学校の授業、街での暮らし、そして友人との会話も全て英語のため、どんな場面でもコミュニケーションがスムーズに行えるでしょう。言語を使い分ける必要がないため、英語圏への留学は集中して英語を学ぶ環境として最適です。

3.
グローバルなチャンス

英語圏での留学の目的は人それぞれです。英語のスキルを磨くため、専門分野の研究のため、暮らしてみたい国があるためなど。

英語圏への留学は、世界中の人と交流できるチャンスでもあります。比較的馴染みのある英語が公用語の国を留学先として選ぶ方は少なくありません。

また、国によっては留学中にアルバイトができます。
非英語圏でアルバイトをするには、現地語をある程度話せなければなりません。そのため、いきなり留学中にアルバイトをするのは多くの人にとって難しいです。

一方、英語圏の場合、英語で仕事をするため非英語圏よりも気軽にアルバイトをすることができます。現地で英語を活かして働くことで、語学力の向上、キャリアづくり、そして留学費を稼ぐことも可能です。

デメリット

結論から述べると、英語圏へ留学するデメリットは、ほとんどありません。
あえて挙げるのなら、英語が通じる国しか選択しがないということです。ただし、始めに提示したように英語圏の国は、一か所にとどまらず地球上の様々な地域にあります。そのため、英語圏の国の選択肢は多いと言えます。

非英語圏へのメリット3つ

一方、非英語圏へ留学するメリットは何でしょう?

1.
新たな言語を学べる

英語に限らず、世界には多様な言語があります。フランス語やドイツ語、ロシア語、中国語、韓国語など文字も文法も異なる言語がたくさんあります。中には「英語より習得しやすい!」と思う言語もあるかもしれません。

非英語圏の留学では、新たな言語を学ぶことができます
留学先での学校や語学学校では、留学生向けの外国語の授業も用意されています。英語の次の第三言語として、あるいは英語以外の語学に挑戦したいという方は、留学先の候補として非英語圏を入れることができます。

ただし、非英語圏というものの、学校での授業は英語の場合もあります。そのため、ある程度の英語力を身に着けておくことや留学先の学校がどのような授業を行うのか確認しておく必要があります。

2.
留学先候補の
視野が広がる

非英語圏の留学先のメリットは、何と言っても自分が興味のある国へ行けることです。もちろん、興味がある国が英語圏の場合もあるかもしれません。ですが、留学先の候補として非英語圏が加わることでより視野が広がります。

留学生を受けれる環境が整っている国であれば、世界中どこでも候補地になり得るのです!暮らしてみたい環境、もっと詳しく知りたい歴史、憧れの土地、留学先選びの理由は様々かと思います。自分で行きたい場所に行く、暮らしてみたい環境に行くというのは、斬新なチャレンジであり夢を叶えることでもあります。

また、国によってそれぞれ優れている専門分野があります。専門的に何かを学ぶため、非英語圏を留学先として選ぶこともでき、留学する目的に合わせて自由に国を選ぶことができるのも非英語圏ならではのメリットです。その場合、授業は英語で行われる場合もあります。

3.
言語の専門性が高くなり
仕事につながる

非英語圏に留学し現地語を学ぶことで、現地語が話せるようになるかもしれません。また、渡航前と比べより専門的に語学に詳しくなった場合、専門的に言語を活かした仕事に就くことも可能となるでしょう。

現地でのツアーガイド、通訳者、翻訳家など、言語を活かして働く場面はたくさんあります。留学をきっかけに、専門分野として言語を極めてみるのもいいかもしれません。

デメリット

非英語圏での留学のデメリットは、留学の難易度が上がることです。
現地語の知識がないまま、留学した場合、現地での生活や授業に苦労する可能性があります。一方で、元々現地語に詳しい方の場合、留学の難易度は英語圏での留学とさして変わらないと考えられます。また、非英語圏と言っても、ある程度の英語力を身につけておくと安心です。

結論

英語圏か非英語圏が、留学の難易度としてはどちらがリスクが低いか断言することはできません。

人それぞれ言語レベルが異なるため、一概に英語圏の留学の方がオススメとは限りません。英語より中国語やフランス語の方が話せるという方もいらっしゃると思います。

しかし、留学先の向き不向きはあるかと思います。
ここでは、英語圏と非英語圏それぞれどんな人にオススメかまとめてみました。

英語圏はこんな人におすすめ

  • 英語をさらに極めたい
  • 少しでも安心できるように英語の通じる留学先がいい
  • 現地での生活も語学学習として活かしたい
  • 英語を使って国際的なキャリアを築きたい
  • 国際的な環境で自己成長を遂げたい
  • 英語圏で行きたい国がある など

非英語圏はこんな人におすすめ

  • 英語の次に第三言語を学びたい
  • 英語よりも得意な言語がある
  • 非英語圏で行きたい国がある
  • 自分の学びたい専門分野を非英語圏で深めたい
  • 新鮮な環境で自分のスキルを広げたい
  • 英語圏以外の留学をしてみたい など

まとめ

英語圏であっても、非英語圏であっても、留学することは大きなチャレンジです。どちらの留学先でも難題にぶつかる時はあるでしょう。
英語圏か非英語圏か、一概に留学が簡単な方を指し示すことはできません。自分にはどちらが合っているのか、多様な情報を元にイメージをしてみることが大切です。