旅行先としてもスイーツの流行最先端としても人気の高い「台湾」。老若男女問わず旅行先として選ばれ、もう一度行きたい国としても名前が挙がる国です。
近年では、旅行先としてだけでなく留学先としても注目を集めています。留学先としての台湾の特徴やメリットを見ていきたいと思います。

1.
生活費や学費が安い

留学する上で、どうしても気がかりなのが費用。旅費や学費だけでなく、現地での生活は出費する一方です。台湾は生活費や学費が比較的安価です。食事や家賃など生活費が手ごろな価格で予算を抑えながらも異国生活を満喫できます。
また、生活費だけでなく学費も安いのも台湾留学の特徴です。台湾の学費は、日本の私立大学の1/3ほどと言われています*。自力では節約することができない学費もお手頃な値段な台湾は、留学先としても優れています。

* 『脱日本入門』138頁参照

2.
英語と中国語を同時に学べる

台湾の公用語は中国語(繁体字)です。
繁体字は、日本の旧漢字に近い文字で台湾やマレーシア、香港などで使用されています。一方、中国で使用されている簡体字は繁体字を簡略化し、より多くの人が中国語を使用できるために作られました。繁体字は、「国」を「國」と書くように日本の漢字と似ているところがあります。また、中国語は日本国内でも世界でも活用場面が多く、習得するメリットは大きいです。
台湾の学校では、英語で授業を行うケースもあります。留学生向けの授業では、英語か北京語か選択できることもあります。一度の留学で、世界で話者の多い英語と中国語を同時に学べるのは台湾留学ならではです。

3.
友好的な人が多い

台湾人は、友好的で親日的な人が多い国として知られています。日本の文化に興味を持っている人も多く、日本人を温かく迎えてくれる人も多いです。中には、日本に留学経験があり、日本語を話してくれる台湾人もいらっしゃいます。

4.
躍進し続ける
デジタル先進国

次世代のデジタル産業を左右する半導体。
半導体は、現代の快適なテクノロジーを活用した生活に欠かせない物です。実は世界最大手の半導体製造所は台湾です。半導体を始め、台湾のIT業界は世界的に注目されています。
2022年の「世界デジタル競争力ランキング」(スイスの国際経営開発研究所調べ)では、アジア圏の上位国は、8位に韓国、11位に台湾、17位に中国、29位に日本という結果でした。日本の企業も台湾と提携を結んでいることもあります。台湾に留学することで、語学勉強だけでなくITについても学ぶことができます。

5.
自然も街も
見どころ満載!

台湾は東西南北、見どころ満載な国です。
九州とほぼ同じ面積の台湾ですが、台北と台南とガイドブックが2冊つくられるほどの観光地です。毎晩、縁日のような夜市、どこか懐かしいようなレトロな雰囲気の九分(九份)。綺麗なビーチに南国らしい綺麗なビーチ、一見雪山に見える塩山。どこもかしこも目新しい景色で飽きることがないでしょう。留学中に、電車や国内線の飛行機を利用し、台湾巡りをするのも良いでしょう。

6.
台湾料理

タピオカ、マンゴーかき氷、台湾カステラ、小籠包、ルーロー飯、想像するだけで食べたくなります。人気の台湾スイーツだけでなく、台湾独自の料理やまだまだマイナーなストリートフードがたくさんあります。台湾は外食する人が大半です。そのため、多種多様な飲食店がありお店独自の個性的な味を楽しむことができます。また、台湾料理は日本人の舌に合うことで知られています。グルメ大国、台湾の食生活は魅力的です。

7.
日本の物を
見かけることも!

台湾で日本の物を見かけることは少なくありません。観光に訪れる日本人向けに日本語のメニューや地図などが用意されています。また、日本の食材やお店、キャラクターグッズなどもあります。ホームシックや日本食が恋しくなる長期滞在でも、日本と近い台湾なら深く落ち込まずに済みます。

まとめ

日本と似ている点も多い台湾は、観光だけでなく留学先としても素敵な場所です。面倒見が良く、親切な方も多い台湾。困ったことがあれば積極的に相談すると、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。レトロで可愛い街並み、南国ならではの自然、美味しい台湾グルメ、人情味のある人柄。留学生活で魅力的な台湾に惹かれ、移住を検討するきっかけになるかもしれません。

参考
『脱日本入門』