1.
背伸びしないで
自分に合ったレベルの本

洋書を選ぶ際には、まず自分の英語レベルに合った本を選ぶことが重要です。和書と違い、洋書を読むのは読解力だけでなく語学力も必要です。
また、難しすぎる本を選んでしまうと、理解が追いつかず、読書がストレスになってしまう可能性があります。反対に、簡単すぎる本では学びが少なく、モチベーションが維持できないことがあります。
適切なレベルの本を選ぶためには、まず試し読みをするか、インターネットでその本のレビューや難易度を確認することがおすすめです。TOEICやTOEFLEの点数を基準に、本の難易度が分けられている場合があり、参考にしてみるのも良いでしょう。

2.
読んでいて楽しめる本

せっかく本を読むのなら、楽しめる本がいいですよね。
そのためには、他人の評価ではなく「自分が」面白いと思える本を選ぶことです。興味のない内容だと、読書が単調に感じられ、途中で挫折してしまうことも。自分の興味があるジャンルの本を選ぶことで、読書に対するモチベーションが上がり、楽しみながら英語を学ぶことができます。

3.
モチベーションが上がる

先ほどの「読んでいて楽しめる本」は、モチベーションを上げる効果もあるとお話ししました。実は、もう1点モチベーションを上げるのに効果的なものがあります。
それは「本そのもの」です。
どういうことなのでしょうか。
電車内で洋書を真剣に読んでいる方がいらっしゃるとしましょう。ちょっと、カッコいいと思いませんか?世俗的な理由なのは承知の上ですが、洋書ならではの素敵な表紙やそれを読んでいる姿は魅力的です。また、インテリアとしてもオシャレな空間づくりに役立つでしょう。
洋書は、オシャレのための物ではありませんが「本そのもの」はモチベーションを上げる要素と言えるでしょう。そのため、自分が気に入った見た目の本、読んでいる自分がカッコいい!と思える本を選んでみるのも良いでしょう。ただし、見た目を重視しすぎて自分の英語レベルより難易度が高い本は選ばないようにしましょう。

4.
購入前に紙質や表紙をチェック!

洋書を手に取ったことがある方はご存じだと思いますが、洋書は和書と紙質が大きく異なります。
「うわ、なにこのザラザラな紙質!」「表紙カバーがない!」「書き込んだら裏に透けた!」など、瞬時に洋書のデメリットが目に付くかもしれません。(もちろん、洋書ならではのメリットもあります!)
それも異文化ならでは・・・と大らかな心で結論づけることができたら良いものです。しかし、せっかく購入もののバッグの中で折れてしまった、紙が薄くて切れてしまったなど、悲しい思いはしたくないのも事実です。
購入を検討している本が、どんな紙質なのかチェックすると良いでしょう。本を手に取れない場合は、ペーパーバッグ/ハードカバーのどちらの本か表記を確認するのがオススメです。この2つの違いを簡単に紹介します。

5.
最後まで読み切れるかチェック!

何事も最後までやり遂げることが大切です。
それは洋書を読むときにも言えることで、読み始める前に最後まで読み切れるか確認することが重要です。ペラっとページをめくった際に読める英文であること、ページ数や全体のボリュームを確認しましょう。事前に確認することで、読了までの時間や負担をある程度予測することができます。
特に初めての洋書の場合、短めの本を選ぶことで達成感を得やすく、モチベーションを保つことができます。英語のレベルに自信はあるけれど洋書は初めてという方は、短編集を1冊目に選ぶと良いと思います。

6.
イラストやレイアウトのチェック!

イラストや写真が多い本や見やすいレイアウトの本を選ぶことは、読了までの手助けになります。挿絵が全く無く、ひたすら狭い行間に文字がだらけの本は、苦痛に感じるかもしれません。また、イラストが多い本は文章を読む息抜きだけでなく、理解を助ける役割もあります。そのため、視覚的な要素が豊富な本は、内容を頭に入れやすく、特に英語学習の初期段階で役立つでしょう。

7.
他の言語の注釈や翻訳付き

日本語の注釈や翻訳が付いている本を選ぶことで、理解が深まりやすくなります。英文だけでなく、日本語の文章があることで、何となく読んでいた言葉のニュアンスを正確に理解することができます。1周目は英文を、2週目は日本語で正しく読めていたか確認するなど、様々な読書の仕方を楽しめます。

8.
オーディオブックや電子書籍を利用する

より効率的に読む際は、オーディオブックや電子書籍を活用してみるのオススメです。オーディオブックはリーディングだけでなく、リスニング力を鍛えるのに役立ち、電子書籍は単語の意味をすぐに調べることができるなどの利点があります。紙の本だけでなくデジタルツールを使うことで、読みながらリスニングや語彙力も同時に向上させることができます。