自国オリジナルの大型スーパーがたくさんあるドイツ。なかでも「Lidl」はドイツの主要なディスカウントスーパーマーケットです。ドイツや近郊の国に訪れたことがある方は馴染みのあるスーパーかもしれません。
今回はドイツの代表的な大型スーパー「Lidl」を紐解く6つの特徴について見ていきたいと思います。

1.
始まりは
果物の卸売業

Lidlの始まりは果物の卸売業(おろしうり)でした。1930年代に果物の卸売業として創業し、その後1973年にドイツ国内で最初のディスカウントスーパーマーケットを開店しました。そして、現在は現在では世界中に約11,000店舗を展開している大企業となりました。

2.
目指すは低価格高品質!

Lidlのビジネスモデルは、低価格で高品質な商品を提供することに重点を置いています。そのために、効率的な物流や自社ブランドの活用、シンプルな店舗デザインなど低価格高品質で提供するために見直しを行い改善しています。

3.
シンプルなデザインで勝負!

Lidlの店舗は、広々とした通路や明るい照明、効率的な商品配置が特徴的です。シンプルな店舗づくりにより、ストレスのない快適な買い物が楽しめます。またシンプルなデザインはコスト削減にもつながり、低価格の実現に貢献しているため、まさに良いこと尽くしです!

4.
たくさんの自社ブランド

Lidlでは「Deluxe」「Lidl Bio」などの自社ブランドを多く展開しており、さまざまな要望に応えています。自社ブランドの商品はコスパが良いので、いつも多くのお客様に愛されています。また、自社ブランドを積極的に展開することで、他の小売業者との差別化を図り安定した人気を築いています。

5.
環境保護にも積極的

ドイツといえば、環境問題への取り組みが盛んなイメージがあるかもしれません。実際、ドイツでは個人や政策だけでなく、企業でも積極的に環境保護のための取り組みが行われています。そして、それはLidlも例外ではありません。
Lidlではプラスチック包装の削減や再生可能エネルギーの利用など、環境保護に積極的に取り組んでいます。こうした活動を通じて、環境にやさしい企業のイメージがあります。

6.
ヨーロッパ以外にも店舗を展開

Lidlは、ヨーロッパを中心に世界中で店舗を展開しています。特にイギリスやアメリカでは急速に店舗数を増やしており、現地の消費者からも高い評価を受けています。ちなみに、現時点(2024年)ではアジアへの進出はしておりません。Lidlはグローバルな小売業者としての地位を確立し、多様な市場での成功を収めています。

まとめ

日本では店舗がないため、あまり馴染みないかもしれませんがドイツをはじめヨーロッパではとても有名な大型スーパー「Lidl」。果物の卸売業から始まり、今では世界中に約11,000店舗を展開する大手企業へと成長しました。シンプルなデザイン、自社ブランド、環境保護への取り組みなど、どんな時でも消費者に寄り添いコスパの良さを追求する姿勢で世界各地での成功を収めています。